「T-岡田、19年の現役生活に幕—オリックスの大砲が今季限りで引退を決断」

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皆様こんにちは、金の鳳凰座のまっちゃんです。今回は、オリックス・バファローズの外野手、T-岡田(本名:岡田貴弘、36歳)が今季限りで現役を引退することが明らかになりました。19年目のシーズンとなった今季は、4月に一軍登録を外れ、その後は二軍での調整が続きました。7日までに球団に引退の意思を伝えたT-岡田は、長いキャリアに終止符を打つ決断を下しました。

T-岡田は高卒5年目となる2010年に33本塁打を記録し、22歳での本塁打王を獲得しました。これは王貞治以来、48年ぶりの快挙でした。通算204本塁打を記録したT-岡田は、低迷期からチームを支え、昨季までのリーグ3連覇を含む黄金期も経験しました。


引退への決意と苦悩

T-岡田は昨年のオフに「今年ダメなら…」という覚悟でシーズンに臨んだことを近しい知人に明かしていました。19年目のシーズンは、3年ぶりに開幕一軍入りを果たし、3月29日のソフトバンク戦では「7番・一塁」でスタメン出場。しかし、6打席に立つも無安打に終わり、4月11日に登録外されました。

その後は二軍で再調整を行い、ウエスタン・リーグで37試合に出場しましたが、打率.123、1本塁打という成績にとどまりました。近年は古傷の膝痛や度重なる故障に悩まされながらも、周囲にそれを悟らせないよう明るく振る舞い、練習と治療を繰り返す日々が続きました。体は限界に達し、1軍戦力に加われない現実を受け入れざるを得ませんでした。そして、今季限りでの現役引退という決断に至ったのです。

T-岡田の功績とチームへの貢献

T-岡田は、25年ぶりにリーグ優勝を果たした2021年には17本塁打を放ち、そのシーズンでもチームに大きく貢献しました。特に9月下旬のロッテとの天王山3連戦では、28日に通算200号本塁打を記録し、30日の試合では9回に逆転3ランを放ち、チームを3連勝に導く重要な役割を果たしました。このシーズン、T-岡田はプロで初めてのリーグ優勝を経験しました。

2010年には本塁打王を獲得し、22歳という若さで王貞治以来の偉業を達成。2014年にはゴールデングラブ賞も受賞しました。さらに、2020年9月26日の日本ハム戦では、プロ野球史上12人目となる全打順本塁打を達成するなど、その実績は数多くのファンに愛されました。

最後のフルスイングにかける思い

36歳となった今季、T-岡田は自身の引退を決意し、球団にも正式にその意思を伝えました。既に7日には、球団関係者や恩師、知人らに連絡を入れており、10年に33本塁打で本塁打王を獲得した当時の監督であり、自身を育てた阪神の岡田監督にも報告を行いました。


通算5215打席に立ったT-岡田は、残されたわずかな打席で最後のフルスイングにすべてをかけています。19年間の思いを込め、再びファンに夢を与えるようなアーチを描くことを目指し、引退までの限られた時間を全力でプレーする覚悟です。

球団からの正式な発表は近日中に行われる予定であり、ファンにとってもT-岡田の引退は大きな節目となります。彼の真摯な姿勢と律義な性格は、これからも多くの人々の心に刻まれることでしょう。

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