軽自動車のCVTフルード交換だけで大丈夫?ストレーナー・フィルターも同時交換すべき理由とは

風水

軽自動車のCVTフルード交換 ― 交換だけで十分?それともストレーナー・フィルターも必要?

最近の軽自動車に多く採用されている「CVT(無段変速機)」は、スムーズな加速と燃費の良さが魅力です。しかし、構造が複雑であるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。その中でも重要なのが「CVTフルード(オイル)」の交換です。
では、CVTフルードの交換だけでよいのか? それとも、内部の「ストレーナー」や「フィルター」も一緒に交換すべきなのか?
ここでは、それぞれの違いや交換の必要性、整備工場での対応の実際について詳しく解説します。

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■ CVTフルードとは?

CVTフルードは、エンジンオイルやATフルードと同じように、潤滑・冷却・伝達の役割を担う重要なオイルです。
特にCVTの場合、金属ベルトやプーリーが常に高い圧力で動いているため、フルードの品質が走行性能や寿命に大きく関係します。

長く使っていると、フルードは高温にさらされ劣化し、変速ショックや加速のもたつき、異音の原因になることもあります。
そのため、メーカーでは一般的に 4〜6万kmごと の交換を推奨しているケースが多くなっています。

ホンダ N-BOX JF-2 CVTフルード圧送交換 ストレーナー交換 ...


■ CVTフルードの「交換のみ」とは?

一般的に「CVTフルード交換」といえば、古いフルードを抜いて新しいものに入れ替える作業(抜いた量を補充するだけ)のことを指します。
これは比較的簡単な作業で、費用も軽自動車で 1万〜1万5千円程度 が目安です。

ただし、この方法ではトルクコンバーターや油路内部に残った古いフルードを完全に入れ替えることはできません。
全体の6〜7割程度の交換になるため、「部分交換」とも呼ばれています。

CVTフルード交換(三沢市 ダイハツ タント) – コンドウ自動車 ...        ←トルコン太郎(圧送式) 使用交換の場合少しお値段お高めですが、洗浄力抜群お勧めです。


■ ストレーナー・フィルターとは?

CVT内部には、フルードの中に混ざる金属粉や汚れをキャッチする「ストレーナー」や「フィルター」があります。
これらはCVTの“血液をきれいにするフィルター”のような存在です。

  • ストレーナー:オイルポンプ付近にあり、大きなゴミや金属片をキャッチします。

  • フィルター:フルードの微細な汚れを取り除く細かいフィルターで、一部の車種では外付けタイプもあります。

これらが目詰まりすると、油圧が正常にかからなくなり、CVTの滑りや変速不良、最悪の場合は故障につながることもあります。

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■ フルード交換だけでは不十分な場合も

フルード交換だけでは、このストレーナーやフィルターに溜まった汚れまでは取り除けません。
つまり、いくら新しいオイルを入れても、古いフィルターが目詰まりしていれば油路はきれいに流れず、本来の性能が発揮できないのです。

特に、

  • 走行距離が 7万km以上

  • これまで一度も交換したことがない

  • 加速時に“うなる”ような音がする

  • 変速時に違和感がある

といった場合は、フルード交換のみでは改善しないケースが多く見られます。


■ ストレーナー・フィルターも同時交換するメリット

ストレーナーやフィルターも同時に交換すると、内部の循環系統が一気にリフレッシュされます。
汚れの再混入を防ぎ、新しいフルードの性能を最大限に発揮できます。

また、CVT内部の異常(鉄粉の量やオイルの焦げ付きなど)を整備士が点検できるため、 早期にトラブルを発見できる というメリットもあります。

費用はやや上がり、軽自動車で 2万〜3万円前後 が目安になりますが、CVTユニットの交換となれば 数十万円 かかることを考えると、決して高い投資ではありません。


■ ディーラーと整備工場での対応の違い

ディーラーではメーカー指定のCVTフルードを使用し、純正部品によるフィルター交換も行うケースが多いです。
一方、一般整備工場では「フルード交換のみ」で済ませることも多く、ストレーナー交換はオプション扱いになることがあります。

車種によっては、ストレーナー交換にCVT本体の分解が必要な場合もあり、その場合は費用も作業時間も増えます。
整備士に「この車種はフィルターが交換できるタイプか?」を確認するのが大切です。


■ まとめ:車の状態に合わせたメンテナンスを

軽自動車のCVTフルード交換は、車の寿命を左右する大切なメンテナンスです。
もし走行距離が短く、定期的に交換しているなら「フルード交換のみ」でも問題ないでしょう。
しかし、長期間交換していなかったり、変速の違和感や振動を感じる場合は、 ストレーナー・フィルターの同時交換 を強くおすすめします。

CVTは一度壊れると修理代が高額になる部分です。
「まだ走るから大丈夫」と油断せず、早めの点検と予防整備を心がけることが、安心・安全なドライブにつながります。


■ 最後に

CVTフルードやストレーナー交換は、車の“健康診断”のようなもの。
目に見えない部分だからこそ、定期的なメンテナンスでトラブルを防ぐことが大切です。
長く快適に軽自動車に乗り続けたい方は、次回の点検時にぜひ整備士へ「ストレーナーやフィルターも交換した方がいいですか?」と一言相談してみてください。

補足 先程紹介した トルコン太郎(圧送式)の常備している整備工場をお勧め致します。

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